透析センター
当透析センターは、2000年に開設以来、常総・つくばエリアの患者さまを中心に透析を行っております。
また、臨時に透析を希望される患者さまや、他の病院からの紹介による患者さまも受け入れております。
透析に特化したセンターとして、透析患者さまの合併症に対し、各診療科や他医療機関と連携し、万全の治療体制を整えております。
透析センターの概要
■開 設 /2000年(平成12年)7月
■透析センター長/武島 えり
■透析ベッド数 /38台(各ベッドにアーム式液晶テレビ設置)、個室(2部屋)、感染症用完全個室(1部屋)あり
■透析実施時間
■設 備
○患者監視装置 24台(I-HDF対応 15台)
○個人用透析装置 7台(on-line HDF対応)
○各種X線診断装置、X線CT
○X線血管造影システム
○汎用超音波画像診断装置
■職員数(2021年4月現在)
常勤医師(腎臓内科)1名
非常勤医師(腎臓内科)4名
臨床工学技士6名(うち非常勤2名)
看護師14名(透析技術認定士4名)
看護助手2名
事務員1名
■透析実施時間
患者さまの送迎
外来透析患者さまの送迎は無料で行っております。
車椅子での送迎や介護施設等への送迎も可能です。
現在は常総市や坂東市の患者様が多いですが、
つくば市、つくばみらい市、守谷市も当院からのアクセスが良好ですので、
お気軽にご相談ください。
車椅子の方も送迎できます。
夜間透析のご案内
仕事の都合などで、夕方以降でしか、
ご来院いただけない患者さまのために、
週3回(月、水、金)、夜間透析を実施しております。
フットケア
透析患者さまの中には、透析期間が長くなるにつれて、足に潰瘍(ただれてくずれる)
や壊疽(くさる)といった足病変が多くみられます。
当院の透析センターでは、フットケアにも積極的に取り組んでいます。
足や爪のケア、日常生活での手入れの仕方などを指導することで、
患者さまの足を守るサポートをしています。
また、下肢の血流を皮膚灌流圧(SPP)測定器を用いて評価し、
血流が悪く下肢の創傷の治りが悪い場合は、
下肢の経皮的血管形成術(PTA)を施行しています。
透析中の定期検査
その時々の身体の状態に合った、適切な透析を実施できるよう、定期的に検査を実施します。
また、原疾患の合併症や治療による副作用のチェックを行い、早期発見・早期対応に努めています。
【主な定期検査項目】
〇体重測定
〇血液検査
〇胸部X線検査
〇骨密度検査
〇腹部X線CT検査・腹部エコー検査
〇心臓エコー検査
〇シャント血管エコー検査
シャント狭窄時の対応
シャントは非常に大切でこれが機能しないと透析治療が受けられません。
しかし長年の使用によりどうしても細くなってしまったり、
詰まってしまうこともあります。
当院ではシャントの長期維持管理のため、汎用超音波画像診断装置や、
X線血管造影システムを用い、シャント狭窄の有無を確認し、
経皮的血管形成術(PTA)を施行しています。
経皮的血管形成術
経皮的血管形成術(PTA : Percutaneous Transluminal Angioplasty)とは、
手・足の血管に細い管を入れ、先端に風船(バルーン)のついたカテーテルを血管内の狭くなった部分(狭窄部)に進め、そこでバルーンを膨らませることによって狭窄部を拡張する方法です。
経皮的血管形成術担当医
村田 智 医師
学 歴 :
主な経歴:
専 門 :
鹿児島大学医学部卒業
医学博士
鹿児島大学放射線医学教室、九州大学放射線医学教室、筑波大学臨床医学系放射線医学教室、
ルント大学研究員(スウェーデン)、日本医科大学放射線科准教授を経て、
現職である帝京大学ちば総合医療センター教授就任。
日本IVR学会専門医(理事)、日本医学会(評議員)、日本血管内治療学会(評議員)、
Japanese Scandinavian Radiological Society (board member) など
透析センタースタッフ
当院では、日本透医学会専門医、腎臓内科専門医、循環器内科医をはじめ、
透析技術認定士の資格をもった臨床工学士や看護師、管理栄養士、薬剤師など、プロフェッショナルチームによる最大限の医療を提供しています。